卒業設計やコンペの準備が本格化するこの時期、模型そのものと同じくらい大切なのが「模型写真」です。
講評会が終わると模型は手元から離れることが多く、ポートフォリオや就職活動で作品を伝えるのは写真になります。
せっかく時間をかけて作った模型も、写真が暗かったり歪んでいたりすると魅力が半減してしまいます。
この記事では、一眼レフがなくてもスマホで建築模型をきれいに撮るための準備・ライティング・アングルのコツを解説します。
建築模型の写真がうまく撮れない3つの原因
模型写真が残念な仕上がりになる原因は、大きく分けて3つあります。
- 光が足りない、または天井照明だけで影がぼやけている
- 背景に机や道具が写り込み、模型の輪郭が埋もれている
- 広角で近づきすぎて、柱や壁が斜めに歪んでいる
どれも高価な機材ではなく、ちょっとした準備と撮り方で解決できます。
まずは撮影環境を整えるところから始めましょう。
ダンボールとトレペで作る簡易撮影スタジオ
小さめの模型であれば、机の上に簡易スタジオを組むだけで写真の質が大きく変わります。
用意するものは身近な材料で十分です。
| 材料 | 役割 | ポイント |
|---|---|---|
| ダンボール箱 | スタジオの枠 | 側面を切り抜いて窓を作る |
| トレーシングペーパー | 光を柔らかく拡散 | 切り抜いた窓に貼る |
| 白またはグレーの画用紙 | 背景 | 床から奥へ曲線でつなぐ |
| デスクライト2灯 | 主光源と補助光 | 色温度をそろえる |
| 黒い画用紙 | 影を締める | 夜景・シャープな表現用 |
背景の紙は床と壁の境目を折らずにカーブさせると、境界線が写らず模型が浮かび上がって見えます。
白い模型は白背景だと輪郭が消えやすいので、薄いグレーの紙を選ぶのもおすすめです。
大きな敷地模型の場合は、窓際の柔らかい自然光が入る場所で、曇りの日や直射日光が当たらない時間帯を選ぶと安定します。
\ここまで読んでくれたあなただけへのスペシャルオファー!/
建築模型に興味があるけどどうやって学べばよいかよくわからない、、、というあなた!
建築模型には「建築模型士プライマリー」という資格があるのですが、この資格を取得するための勉強が建築模型のスキルを習得するのに最適です。
いやいや資格はいらない、と思われるかもしれませんが、建築模型って一戸建て住宅の模型1点の制作あたりなんと3~6万円の収入になることを知ってますか?
中途半端な独学よりがくぶんの建築模型製作講座を受けて、建築模型士プライマリーの資格を取るのが一番効率もいいし、収入まで得られる方法なんです。
資料の請求なら無料なので、
↓こちら↓からがくぶんの建築模型製作講座をチェックしてみてください!

多くの資格を取りたい!というあなたには諒設計アーキテクトラーニングの建築模型資格がおすすめ!
諒設計アーキテクトラーニングなら「建築模型技工士インストラクター」と「実践建築模型認定試験1級・2級」の2つの資格が同時に取得できます。
↓こちら↓から諒設計アーキテクトラーニングの建築模型資格をチェック!

建築模型なんて難しそう、、、という女性のあなたには「女性のための通信講座SARA」がおすすめ!
SARAは女性にやさしい通信講座なので、安心して受講することができますよ。
↓こちら↓からSARAの建築模型講座をチェック!

ライティングのコツ
主光源は斜め上から当てる
建物に太陽が当たっている状態をイメージし、主光源を斜め上から当てると立体感が出ます。
真上や正面から光を当てると影がなくなり、のっぺりとした印象になりやすいので注意しましょう。
補助光で影を和らげる
反対側から弱めの光を当てたり、白い紙をレフ板代わりに置いたりすると、影が真っ黒につぶれるのを防げます。
影を完全に消すのではなく、形がわかる程度に残すのが模型らしく見せるコツです。
色温度をそろえる
電球色と昼白色のライトを混ぜると、写真の一部だけが黄色っぽくなります。
ライトの色温度はそろえ、スマホのホワイトバランスも撮影中は固定しておきましょう。
スマホでの撮影設定とアングル
歪みを抑える撮り方
スマホの標準カメラは広角なので、模型に近づきすぎると垂直線が斜めに倒れて見えます。
少し距離を取り、2倍程度のズームで撮ると歪みが目立ちにくくなります。
グリッド線を表示して、柱や壁の縦のラインが画面の線と平行になるよう意識しましょう。
ピントと明るさを固定する
撮りたい部分を画面上で長押しすると、多くの機種でピントと露出を固定できます。
白い模型は露出オーバーで細部が飛びやすいので、明るさを少し下げ目に調整するのがコツです。
俯瞰・目線・ローアングルを使い分ける
模型写真は、どの視点で見せたいかを先に決めると構図が迷いません。
| アングル | 伝わること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 俯瞰(真上・斜め上) | 配置計画・ボリューム構成 | 全体模型、敷地模型 |
| 目線の高さ | 人が歩いたときの体験 | 外構・アプローチ、内部空間 |
| ローアングル | 建物の迫力・シンボル性 | ファサード、塔状の建築 |
目線の高さで撮るときは、添景の人の目線にスマホのレンズを合わせると、実際にその場に立っているような写真になります。
内部空間は、模型の壁や屋根を外せるように作っておくと、スマホを差し込んで撮影しやすくなります。
ポートフォリオで評価される模型写真の構成
ポートフォリオでは、1枚の写真で全てを語ろうとせず、役割の違う写真を組み合わせるのが効果的です。
- 全体がわかる俯瞰写真を1枚
- 設計の見せ場を伝える目線の高さの写真を2〜3枚
- 素材感やディテールがわかる寄りの写真を1〜2枚
- 夜景・ライティング演出の写真をアクセントに1枚
同じ模型でも、光の向きや背景を変えるだけで印象が大きく変わります。
提出直前に慌てないよう、スタディ模型の段階から撮影を練習しておくと本番で失敗しません。
撮影した写真は、明るさやコントラスト、傾きの補正程度にとどめ、模型そのものの形を変えるような加工は避けましょう。
よくある質問
Q. 一眼レフやミラーレスカメラがないと模型写真は撮れませんか?
A. スマホでも十分きれいに撮れます。
光と背景を整え、歪みを抑える撮り方を意識すれば、ポートフォリオに使える写真を撮ることは可能です。
Q. 模型写真の背景は白と黒のどちらが良いですか?
A. 白やグレーは清潔感があり、全体構成を見せる写真に向いています。
黒は陰影が強調されるため、ライティング演出や夜景の表現に向いています。
Q. 大きな模型で簡易スタジオに入らない場合はどうすればいいですか?
A. 壁際に大きめの白い紙を垂らして背景にし、窓からの柔らかい光を主光源にするのがおすすめです。
直射日光は影が硬くなるため、レースカーテン越しの光を使いましょう。



